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拡張機能とその代用方法について

拡張機能とその代用方法について

こんにちは。中小企業RPA研究会です。

今回は拡張機能とその代用方法についてご紹介させて頂きます。

拡張機能を使用する場合、代用方法を使用する場合、

それぞれメリット・デメリットがございます。

今回の記事を参考に使い分けていただければ幸いです。

拡張機能とは?

EzRobotには

  • 基本機能:最初から備え付けの機能
  • 拡張機能:自分で必要なものを選択して追加する機能

の2種類があります。

業種や業務問わず“よく使用される機能”が基本機能としてデフォルトで備え付けてあります。

ほぼ全ての業務が、基本機能のみで自動化シナリオの作成が可能です。

それに対し、業種や業務、シナリオの作成者によって使用するかどうかが分かれるのが拡張機能となります。

また、RPA上級者向けの高度な機能も拡張機能として振り分けられています。

EzRobot拡張機能の中で、代用方法がある機能

まず最初に、Excelの“関数”で代用できる拡張機能をいくつかご紹介いたします。

  1. 乗算(A×B):変数Aと変数Bをかけ算し、結果を変数Cに格納する。
  2. 加算(A+B):項目Aに項目Bを加算し、結果を変数Cに格納する。
  3. 文字列結合(項目数10):文字列(項目1~10)を結合し、変数Aに代入する。
  4. 現在日付取得:現在日付を取得し、変数Aに格納する。

上記の拡張機能は、それぞれ下記の関数を使用することで代用することができます。

  1. PRODUCT関数
  2. SUM関数
  3. 演算子「&」、CONCAT関数など
  4. TODAY関数

その他にもExcelを活用することで代用できる拡張機能が多数ございます。
よく使用されるものをいくつかご紹介させていただきます。

Excelシート名変更

指定されたExcelシートの名称変更を行う。

この拡張機能はExcelでシート名を右クリックし名前の変更を選択することで実現可能です。

文字列分割

項目Bで分割する文字を指定し、項目Aを分割する。分割した文字は変数C1、変数C2、・・・変数C30に格納する。

この拡張機能はExcelの「区切り位置」という機能を用いることで実現可能です。

ファイル名変更

指定したファイルの名前を変更する。

この拡張機能はフォルダを開き、右クリックでファイルを選択後、名前の変更(M)を選択することで実現可能です。

どちらを使えばいいのか?

拡張機能を使用する場合・使用しない場合、それぞれのメリット・デメリットを下記にまとめました。

拡張機能を使用する場合
メリット
  • シナリオのボリュームを少なくできる
  • 稼働時間を短縮できる
デメリット
  • 変数の理解が必須
  • シナリオ作りに慣れていないと扱いが難しい

 

拡張機能を使用しない場合
メリット
  • 普段人間が行っている作業に近い手順でシナリオを構築できる
  • 初心者の方でもメンテナンスがしやすいシナリオを作れる
デメリット
  • シナリオのボリュームが増える
  • その分稼働時間は多少長くなる

どちらの方法でも実現可能な場合、どちらを使えばいいのか?とご質問をよくいただきます。

シナリオ作りは“安定して稼働すること”が一番重要ですので結論としてはどちらでも構いません。

作り手のご希望に合わせて決定していただくと良いかと思います。

 

また、最初は拡張機能を使わずに作成し、後から拡張機能に置き換えていくことも可能です。

扱いが難しいものは無理して使用せずに、理解できるものから拡張機能を使っていきましょう。

 

今回は拡張機能とその代用方法についてご紹介させていただきました。

シナリオ作りでは“ロボットが安定して稼働すること”が何よりも重要ですので、自動化の方法についてはお好みで問題ございません。

 

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